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ブルーグリッド

「異端のコスト削減」
概要

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【本書の特徴】
コスト削減策は「単価」又は「数量」を削減できないと効果はありませんのでそれ以外の施策はコスト削減策とは呼べません。「拙著」の施策は全て「単価」「数量」のどちらか又は両方が削減する様になっています。

後半の
費目別の削減策をご覧になれば、直ぐに採用できる施策が見つかると思います。突然「コスト削減策をつくれ」と言われた場合でも即座に対応でき、素早く実行することができるので、成果が早く手に入れられます。

これまで色々と
コスト削減策を実施されても成果が思い通りにならなかった経験をされた方が多いと思いますが、それは「基盤整備」が不足したり、「ルール」や「プロセス」「パワー」が曖昧であったことが原因であり、それらをどの様に設定・強化するのか、その方法も紹介しております。

 

【内容】

コスト削減に取り組んだ動機は業績が悪くなると直ぐに「給与カット」に走る経営者が多い中で、絶対に所得を下げる様なことはさせたくない、それよりも会社の面子や個人の都合で勝手に使われている無駄なコストを排除することが先決であるとの一心からでありました。徹底して「コスト削減」をやり続けた結果、大丸の「過去最高益」達成にも大きく貢献し「コストの大丸」と呼ばれるようにもなりました。

「コスト削減策」を策定し、実施することは大切であるが、
施策を実施し成果を挙げるには、事前に組織のライン化や業務の集約化等の「基盤づくり」が必要であることを「第一章」で詳しく説明しています。そして「第二章」の「コスト削減」を策定するポイントの中では「ルール」「プロセス」「パワー」の条件を有効に設定することが不可欠です。これは㈱大丸・J.フロントリテイリング㈱でコスト担当として実戦経験から必要性を痛感したことであり、これらが成否を握っていると言っても過言ではありません。

「コスト削減策」は「第三章」の「コスト削減の方法」で費目別に施策例を紹介しています。その方法は
コストの構成要素を抽出し、それを「変える」ことによってコストの単価又は数量が下がれば、それが「コスト削減策」となるので各施策策定には「構成要素」のどれに着目し、目的として「単価」「数量」のどれを下げるのかに着目する必要があります。

本書の後半には
何としても利益確保が必要な場合の「緊急対策」についても付記しております。これは時間の無い中で即効性を求められることから削減の視点は「止める」「延ばす」「削らす」の3つしかありません。これも施策例を中心に纏めているので、参考にして頂ければ「即実施」も可能となります。

 

【目次】

はじめに・・・ 3

序 章・・・ 13

【第一節】「緊急対策」は失敗が許されない ・・・14

【第二節】事実を把握しベンチマーク・・・ 16

【第三節】了承するまで会議は繰り返す・・・ 18

第一章 コスト削減の基盤整備 ・・・21

【第一節】核となる組織の設置 ・・・22

【第二節】組織のライン化 ・・・25

【第三節】予算担当範囲の明確化・・・ 30

【第四節】担当者会議の設置 ・・・32

【第五節】進捗管理表でチェック・・・ 38

【第六節】発注単価表の作成 ・・・43

【第七節】ローコスト・キャンペーンの実施・・・ 44

【第八節】中期戦略の明確化・・・ 45

【第九節】シェアード・サービスは有力なコスト削減策・・・ 50

第二章 コスト削減の考え方・・・ 57

【第一節】コストから利益を出す・・・ 58

【第二節】コストは課題解決に使う・・・ 60

【第三節】コスト削減で事故は起きない・・・ 63

【第四節】評価基準は市場の眼 ・・・63

【第五節】コストも「単価」×「数量」・・・ 65

【第六節】コスト構造の構成要素を変える・・・ 66

【第七節】「ルール」「プロセス」「パワー」を決める・・・68

第三章 コスト削減の方法・・・ 75

【第一節】各費目共通する施策 ・・・76

 〘第一項〙申請審査の徹底・・・ 76

 〘第二項〙事前申請のルール化 ・・・77

 〘第三項〙管理担当のライン化・・・ 78

 〘第四項〙全社コスト管理組織の設置 ・・・79

 〘第五項〙競合見積の実施・・・ 81

 〘第六項〙発注業務の集約化・・・ 83

 〘参考〙共通する「構成要素」・・・ 84

【第二節】人件費関連施策・・・ 85

 〘第一項〙人件費関連・共通・・・ 86

 〘第二項〙残業代・・・ 91

 〘第三項〙アルバイト代 ・・・99

 〘第四項〙通勤定期代・・・ 102

【第三節】施設費関連施策 104

 〘第一項〙施設費関連・共通・・・ 105

 〘第二項〙清掃費・・・ 109

 〘第三項〙警備費 ・・・111

 〘第四項〙電気代・・・ 114

 〘第五項〙賃借料・・・ 119

 〘第六項〙自動車リース料・・・ 122

 〘第七項〙修繕費・・・ 125

【第四節】宣伝広告費関連施策・・・ 128

 〘第一項〙宣伝広告費関連・共通・・・ 129

 〘第二項〙新聞広告費・・・ 134

 〘第三項〙DM広告費 ・・・140

 〘第四項〙装飾費 ・・・143

 〘第五項〙改装投資費 ・・・145

【第五節】運営費関連施策・・・ 152

 〘第一項〙運営費関連・共通・・・ 153

 〘第二項〙物流費 ・・・156

 〘第三項〙コピー代・・・ 161

 〘第四項〙電話代・・・ 167

 〘第五項〙郵便代・・・ 172

 〘第六項〙事務用品費・・・ 175

 〘第七項〙出張費・・・ 179

 〘第八項〙外出交通費・・・ 184

 〘第九項〙新聞購読費・・・ 187

 〘第十項〙接待交際費・・・ 189

【第六節】緊急対策・・・ 191

 〘第一項〙人件費関連・・・ 196

  1. 残業代・・・ 196

  2. 人材派遣・アルバイト代 ・・・197

  3. 教育費 ・・・198

 〘第二項〙施設費関連・・・ 199

  1. 清掃費・・・ 199

  2. 警備費・・・ 200

  3. 電気代・・・ 200

  4. 修繕費 ・・・200

 〘第三項〙宣伝費関連・・・ 201

  1. 新聞広告代・・・ 201

  2. DM・折込み広告代・・・ 202

  3. 装飾費・・・ 202

  4. 改装投資費・・・ 203

 〘第四項〙運営費関連・・・ 204

  1. コピー代・・・ 204

  2. 電話代・・・ 204

  3. 郵便代・・・ 204

  4. 事務用品代・・・ 205

  5. 出張・外出交通費・・・ 206

  6. 接待交際費・・・ 206

【付】コスト削減実績・・・ 208

 おわりに・・・ 214

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